「コロナ対策」としての換気とは?
コロナ対策に必要な換気量=CO2濃度を1,000ppm以下に保つということ
「換気の悪い密閉空間」は、新型コロナウイルス感染症対策として避けるべき3密のひとつです。
そのためコロナ対策では換気が推奨されています。
厚生労働省は『一人当たりの必要換気量は毎時30m3』であるとしており、これは室内の二酸化炭素濃度(CO2濃度)を1,000ppm以下に保つのに必要な換気量であるとされています。※
なぜCO2濃度(二酸化炭素濃度)なのか?
人は呼吸をすると二酸化炭素を排出するため、「換気の悪い密閉空間」では二酸化炭素濃度が高くなります。そのため「換気の悪い密閉空間」を改善する指標の一つとして、二酸化炭素濃度を利用することが注目されているのです。『建築物衛生法』において、CO2の室内濃度基準は1,000ppmとなっています。『建築物衛生法』とは、多くの人が使用する、決まった大きさ以上の建物の維持管理に関して、環境衛生上必要なことを定めた法律です。
厚生労働省も、コロナ対策で必要換気量を満たしているかを確認する方法として、室内の二酸化炭素濃度が1,000ppmを超えていないかを確認することも有効であるとしています。※